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【カナダ輸出金融公社】据置:AAA/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 17i0027j 1

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17- I- 0027 201 7 年 8 月 1 8 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

輸出金融公社

(証券コード:−)

【据置】

外貨建長期発行体格付 AAA

格付の見通し 安定的

自国通貨建長期発行体格付 AAA

格付の見通し 安定的

■ 格付事由

(1) カナダ連邦政府全額出資による輸出金融機関。格付は、カナダ政府(長期発行体格付:外貨建 A A A / 安定 的、自国通貨建 A A A / 安定的)の信用力を強く反映している。これは、当公社は連邦政府のクラウンコー ポレーションであることから、全ての債務の最終的な支払いは統合歳入基金(T he C onsolidated Revenue F und)の負担となっていること、カナダの貿易政策上重要な役割を担っていることなどによる。法的地 位、産業政策上の役割に当面大きな変更予定はなく、格付は据え置きとし、見通しは安定的とした。 (2) 1969 年に「輸出開発法 (T he E xport Development A ct)」を根拠にクラウンコーポレーションとして設立

された。業務指令はカナダ企業の国際的な事業機会の獲得の手助けとともに国際貿易振興、発展である。 政府は、17 年 5 月、開発金融機関を当公社の子会社として設立することを発表した(18 年1 月より運営 開始予定)。新興国向けのインフラなどの投融資に加え、女性や若手企業家への支援なども計画している。 当公社は、他の連邦政府のクラウンコーポレーションと同様に「財政管理法(T he F inancial A dministration A ct)」により管理され、全ての債務の支払いは税金など連邦政府の公金の総体である統合歳入基金の負担 となるほか、同基金から財政相の設定した条件で資金を借り入れることが可能である(これまでに借り入 れを行なった実績はない)。

(3) 15 年に過去最高額を記録した総取扱額は、16 年も比較的堅調に推移し、1, 020 億カナダドルと前年同水 準となった。地域別では北米 54. 0%、アジア・太平洋地域 16. 7%、欧州 13. 6%、産業別では、マイニン グ(オイル・ガス含む)25. 3%、資源 16. 6%がそれぞれ高い割合を占める。高水準の取扱高に対応するた め、健全な財務を維持する保守的なリスク管理体制の維持、効率的な業務運営、技術関連の人員拡大を進 めている。また、代表事務所を国内に 18 ヵ所、国外には新興国を中心に 19 ヵ所まで増設している。16 年 12 月には、資金調達やアジアの事業を促進するため、シンガポールに初の子会社を設立した。直近の 事業計画では、中小企業の貿易の拡大と新たな市場への多様化を目的としている。

(4) 堅固な自己資本を有し、保守的なリスク管理政策により資産の質も健全に保たれている。16/ 12 期末の総 資産残高は 631 億カナダドルで、このうち 88%が純貸出、その他のほとんどは流動性を確保するためリ スクの低いソブリン、金融債などの安全資産や様々なリスクを抑制するデリバティブにより運用されてい る。総貸出のうち民間向けが 98%、産業別ではカナダ経済の重要性を反映し、マイニング、航空・宇宙 が全体の 60%を占めるほか、大口与信も集中している。16/ 12 期の不良債権は、ソブリン向けや、資源価 格の回復によりマイニング部門が改善する一方、情報・通信及び航空・宇宙部門の劣化から、全体ではや や増加した。しかし、16/ 12 期末の不良債権比率は、貸出増加から 15/ 12 期末の 1. 77%から 1.88%と小幅 上昇にとどまった。16/ 12 期末の自己資本比率(自己資本/ 総資産)は、15/ 12 期末の 15. 0%から 15. 5% に改善し、引き続き高い水準を維持している。また、「輸出開発法」により借入上限規制、偶発債務(保 険・保証契約高)上限規制が設けられているが 16/ 12 期末でこれらをクリアしている。さらに、当公社は 利益の拡大を優先していないが、業務を行う上で十分な利益を毎年計上している。

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http://www.jcr.co.jp/

■ 格付対象

発行体:カナダ輸出金融公社(E xport Development C anada) 【据置】

対象 格付 見通し

外貨建長期発行体格付 AAA 安定的

自国通貨建長期発行体格付 AAA 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 8 月 15 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤

主任格付アナリスト:内藤 寿彦

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) カナダ輸出金融公社(E xport Development C anada)

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した未監査財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

政府機関などによる検証、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証な

ど、当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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